私はゆっくりと自転車から降りた

宮くんも自転車から降りて、自転車を私の家の前にとめる


「…自転車に乗りながら寝るなんて
器用だな」

と私の目の前にきて言う。

「…送ってもらっちゃってゴメンね」

「気にするな しっかり休みな」

と言って私の髪を優しく撫でる。

あったかいなぁ…

目をつぶっていたので 長い時間に
感じられた