心の隅でずっと想っていた葵だった。
綺麗になっていた。


そしてそれと同時に絶望を感じた。

葵は兄貴の許婚つまりお嫁さんになるということだった。


そしてまた悪い事に葵は遊園地の記憶を
全てなくしてしまってるらしい。


これじゃあ俺のこと覚えてない…

凹みに凹みまくっている俺に葵は


『宮 千紘くん? っていうのかな?』
と言った

『…そうだけど? どうして?』
と葵の目を見て言うと


『私と一緒だ! 』
と言った