俺は14歳の夏 母さんと兄貴と一緒に 兄貴の許婚という人に会うことになった けど、相手の女の子は俺と同い年らしい そして、会ってる時には許婚の話は しないというのが絶対のルールだった なぜ、許婚なのに許婚の話をしないのか 俺にはよく分からなかった。 カフェで許婚って人を待っていると 入ってきたのは 葵だった。 見た瞬間 七年前の遊園地の記憶が 思い出された。