そりゃ そうだったけど。


『千紘くんに お母さん言ったのよ
「葵は結婚するの嫌がってるみたいだから」って』



「…そしたら 千紘くんは何て…言ったの?」




『「だったら葵さんが僕のこと好きに
なってくれるまで少し待っててくれませんか?

絶対に好きにさせてみますから!」って
彼言ったのよ〜』



え、なにそれ…

驚きすぎて涙が乾いた気がした。



「え、え…? な、なんで、
そんなこと。」