第一話

あとがき


神風特別攻撃隊と言われた人たちを知っていますか?

 私の父の恩師はいわゆる「少年特攻隊」の生き残りでした。

まだ二十代前半だった父を息子同然、とても可愛がってくれた恩師はことある毎に
当時の話をしてくれたそうです。

 食糧難の時代に食べ盛りの少年達をなんとか満足させてあげようと工面してくれた食堂の女将さんの話。

訓練の時は厳しかったが、ふとしたときに父のような大きな優しさを見せてくれた上官の話。





第一話は、その話を元に考えました。



もしかしたら、不快に思った方もいたかもしれません。


でもどうしても書きたかった内容なので、あえて一話目に持ってきました。



読んでくださりありがとうございました。