しばらくすると泣き止んだらしく、咲子ちゃんは俺に「ありがとう、まだ辛いけどお兄ちゃんがいてくれるなら大丈夫だよ、早く、大人になった私を探さないと。」と言われたので俺は「そうだね、おじいちゃんとは過去に戻ったら会えるからもう少し一緒にいれるね。」と言ったら咲子ちゃんは「そうだね、いっぱいおじいちゃん孝行してあげないとね。」といいながら笑いだした、それにつられておれも笑った。憲一たちはジュースを買いに行くといって公園を出ていった。 しばらく二人で、ゆっくりしていたら一人の女性がこちらに向かってきた、そして「すいません、その子はあなたのお子さまですか?」と聞かれたので俺は「違います、この子は迷子になって家を探しているんです。」と言い返した、俺たちを普通にみたら親子だと思うだろう。しかし、女性は「私、その子とそっくりな子供を見たことがあるような気がしたので、声をかけたんですが、その子の名前をきいていいですか?」と言ったので咲子ちゃんは「私は渡 咲子だよ、私もお姉ちゃんをどこかで見たような気がする。」と言ったので、俺は驚いた。もしかして、大人になった咲子ちゃんの場所がわかるかもしれないと思った。
