初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜

朝食を食べ終わり、片付けを手伝うと大掃除の手伝いをさせられた。いつもなら嫌々でするのだが、今回はなぜかすすんでやっていた。おれには兄弟はいないため三人でいつも大掃除をしていた、これがかなり大変で半日以上かかっていた。いつもなら両親もとても嫌々だったはずなんだが、今回は両親も嬉しそうにしていた、やはり両親も寂しかったんだなっと思い、一年に一回は実家に帰ろうと思っていたがもう少し回数を増やして親孝行をしようと決めた。
夕方になり、ようやく大掃除が終わり、自分の部屋で少し横になっていた。その時、俺は仕事をやめてまた地元で暮らそうかなっと考えていた。そうすると母親がノックをした、おれは「入っていいよ。」と言ったので母親は少し悲しそうな顔をして入ってきた。そして俺の顔をみて 「宗次郎、もう仕事をやめてこっちにもどってきていいよ、父さんもそう言ってるから。」と母親がおれの心を察したような感じで言った。 そのとき、ピンポーンとチャイムがなった、俺は友人と飲みに行く約束をしており、迎えに来てくれた。おれは母親に「帰ってきてからゆっくり話そう。」と言って立ち上がって部屋を出て、友達のところに向かった。