焼きそばを食べおわると憲一が「交番に行くか、それが無難だな。」と言った、すると孝介が「そうはその子を気に入ったからといって自分の子供にしないようにね」といいながら笑っていた、おれは少し赤くなったのがわかったが「そんなことはしないよ、そんな犯罪だろ」と言って笑い返したが心の中で本当に自分の子にしたかった部分はあった。笑っている二人をみて咲子ちゃんは笑った、そして「お兄ちゃんは恋人はいるの」と聞かれたからおれは「残念ながらいないんだよ」と言ったので咲子ちゃんは「今日から私がお兄ちゃんの彼女になるからね」と言って微笑んだ、おれはこの子が初恋の女の子に似てなければ「ありがとう」ですむんだが初恋の女の子に似ているため、「じゃあ、僕の彼女さん、よろしくね。」と胸の高鳴りを隠しながら言ったがときめいてしまったと思った。そして交番に向かっていると少し歩き疲れているのか咲子ちゃんが元気がなくなってきたので憲一が「おんぶしてあげようか?」と言ったので咲子ちゃんは「ありがとう。」と言って憲一が片足の膝を地面つけてしゃがんだので背中に乗った、それをみておれはなぜか羨ましい気持ちとやきもちを妬いてしまっていた。
