初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜

一人でいる歳をとった女性は何人かいたのだがこの咲子ちゃんの保護者はいなかった、おれたちはお腹が空いたので出店で何かを買うことにした、憲一と孝介はフランクフルトを買っており、俺は焼きそばを買って咲子ちゃんはおれの焼きそばを分けてあげることにした。 俺は先に咲子ちゃんに食べてもらおうと思って咲子ちゃんに焼きそばと割り箸を割って渡した。
すると本当にお腹が好いていたのかすごい勢いで食べ始めた、俺は咲子ちゃんに「焼きそばは好きなの？」と聞くと頷くだけでたべている、俺はそんな姿をみて自分に子供ができたらこんな風に焼きそばを食べている姿をみてかわいいなーと思うんだろうなと思い、あのときの父親は俺が焼きそばを食べている姿をみてかわいいなーとかおおきくなったなーとか思いながらおれを見ていたんだなと思い、俺が咲子ちゃんの焼きそばを食べている姿をみて少し子供を持つ親の気持ちが分かったような気がした。
そんなことを考えているうちに咲子ちゃんは焼きそばをほとんど食べていた、おれは予想外にたべていたのでこれもあのとき父親が経験した気持ちだったかもしれないなっと思いながら少しがっかりした気持ちで残りを食べた。