俺はときめいている自分がいるのに気づいた、しかし相手はまだ未成年というかどうみたって小学生の低学年だ(高学年でも同じだ)。ときめいてしまった自分が恥ずかしくて仕方がない初恋の女の子にそっくりで同じ名前だったりしても本人ではないはずだ、本人だったらもう完全に大人の女性だ、できればそっちの方に会いたいとバカなことを考えてしまった。そんな色々考えていると後ろから孝介が「そう、動揺するのはわかるがとりあえず保護者を探すか、交番に行ってみたら何かわかるかもしれない。」と言ってきた。確かにそのとおりだ、まずはどうにかして保護者をさがさないといけない、さっき「おばあちゃん」と咲子ちゃんが言っていたので多分おばあちゃんと一緒にここに来たんだろうと推測したのでとりあえず歳をとった女性を探すのが一番最善の策だと思った。そして周りを見渡すと歳をとった女性がかなり多い、これは一筋縄ではいかないぞ、どうしようかと困っていたら後ろから憲一が「一人になっている歳をとった女性を探してきいてみたら。」と冷静な様子でおれに問いかけてきた、俺はそうだなと思い、周りを見渡しながら一人でいる歳をとった女性を探すことにした。
