初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜

いつの間にか朝を迎えてしまった、どうやら途中で寝てしまったようだ。
着替えをすませて下に降りると父親が嬉しそうに声をかけてきた、「宗次郎、あの子見つかったぞ。夜中に神社にいるところを警察の人が見つけたみたいだ、本当によかったよ。」と言いながら俺の肩を叩き、喜んでいた。 おれは頭の中がなぜか一瞬、真っ白になってしまったが、すぐに我にかえって朝御飯を食べずに走り出そうとしたら、母親が「慌てなくても咲子ちゃんはいなくならないよ、ご飯を食べてから行くんだね。」と言われたので、猛スピードで食べ始めて喉につまりそうになれば麦茶で流して食べるを、繰り返し、食べ終わったら一目散に玄関へ行き、外に飛び出していった。 しかし、咲子ちゃんが今、どこにいるのも解らず、また家に戻って場所を聞いたがわからなかった、とりあえず、交番に行くことにした。交番に行くとお巡りさんが、朝から眠たそうな顔をしてこちらを見ているような感じだった、あの大捜索でかなり疲れているみたいだ。お巡りさんに声をかけたら少しビックリしたような顔でこちらを見た、俺がいるのがわからなかったようだ、俺は咲子ちゃんがどこにいるか警官に聞いてみた。