時治は女性に「何でワシのせいで恋人が死んだのかの?確かに時間どおりにならさなかったがそれで人は死ぬことはないと思うんじゃがな。」と問いかけた、そうすると女性は泣きながら悔しそうに話し出した。女性の恋人は真面目できっちりとした人間で時間にはとても正確な人間だった。しかし商人の見習いとして働いているので普段は小屋に込もって仕事がすることが多かったため鐘が時間を知らせてくれる唯一のものであった。普段は仕事が終わりあっていた二人だが男性はプロポーズをするため景色のよいお寺で待つように言った。そして女性は少し前から待っていたが男性はその日は忙しく鐘がなってから急いでいこうと思っていた。そして鐘がなったので寺に向かうことにした、男性は少しでも早く会いたかったため全力で走ってむかっていた、途中で柄の悪い武士の肩にぶつかってしまった、男性は急いでいたので少し頭を下げる程度ですませてお寺に向かおうとしたら柄の悪い武士はその日はとても機嫌が悪くその男性の態度が侮辱だととらえて怒りに身を任せて走り出す男性の背中を刀で斬りつけた。その一撃が致命傷となり男性は帰らぬ人になってしまったのである。
