初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜

俺は立花さんが戻ってくるまで考えた、もし出掛けているなら訳を話してくれてもいいはずだ、でもなぜ話さないのか、俺や咲子ちゃんを傷つけてしまうほどの何かあったのか、それとも実は今、この実家にいるが会いたくないのか、どうして会いたくないのか、もう結婚していて会いたくないのか、それとも思いたくもないが病気や何かで身体的障害または精神的障害で会いたくないのか、わからなかった、でも成人式の写真を見せることができるのであれば成人してから何年か経っているが障害の類いの問題ではなさそうだ、写真でも公園で待っている咲子ちゃんに見せることができれば願い事としては叶いそうだけど、俺自身が咲子さんに会うことができないのは寂しい。俺の事など後回しだ、今は咲子ちゃんの願い事が叶えばそれで俺は構わない。
家を見てみると二階の電気がついたのがわかった、どうやら咲子さんの部屋のようだ、でもあそこに咲子さんがいれば明かりがずっとついている可能性が高いからやはり今は実家にいないようだと俺は推測をした。 そして玄関のドアをよくみてみるとドアの上に何か紙が貼ってあった、夜なので暗くてなかなか見えないがよく目を凝らしてみてみた。