咲子ちゃんは再びハンバーガーを食べ始めた、俺も負けじとハンバーガーを食べた、咲子ちゃんはハンバーガーを食べている途中にポテトを食べて喉につまらせたみたいで胸を拳で叩き始めたので俺は咲子ちゃんのジュースをとって飲ませてあげたら、そのジュースを多目に口に含んでゴクッとする音が聞こえてすっきりした顔になった、今の話で張り切りすぎたんだろう。 ハンバーガーを食べ終わり、少しそのまま休憩することにした、眠気が襲ってくるがこれ以上遅くなるわけには行かなかった。 咲子ちゃんは残ったジュースを飲みながら外を見ている、窓側に座ったため邪魔するものがない、もう陽が落ちて暗くなってしまった、この町はなかなか大きいところのようだ、正月で有名な神社があるとはいえ、俺の実家の二倍近くは人がいそうな感じがする、都会ほどではないが百貨店がずらりと揃っている、そのせいなのか、夜でもライトやネオンで回りは明るい、車の音や宣伝の声で活気がある町だ、道路も広く、ここなら大体のものは揃いそうだ、正月だから買い物している人が多いだろう、ここなら何でもできそうだ、できればここで咲子ちゃんと一日でもいいからデートをしてみたかった。
