いつのまにかお店の順番が回ってきそうな感じがしてきた、前列の人たちが二人しかいなくなったからだ。 後ろを見ればまだ長蛇の列ができており、他の店の前にもこの店の列が並んでおり、他の店の店員や客も迷惑そうにしている、これだけ並ぶなら相当、味には期待できそうだ、俺はこの店のスパゲッティを食べれることに楽しみと達成感を感じていた、咲子ちゃんは早くしてほしいのか、お腹を手で押さえながら店の中を除き込むようにしてみていた。 すると店の店員がメニュー表を渡してくれた、どれを見ても美味しそうだ、昼はクリームソースのオムライスだったので定番だがミートソースのスパゲッティにしようかと考えていると咲子ちゃんは俺に「お兄ちゃんは何にするの?」と聞かれたので俺は「ミートソースのスパゲッティがいいかな。」と言ったら咲子ちゃんは「私と同じだ、私たちは相性もぴったりかもね。」と言って嬉しそうにしていたので、俺も嬉しそうな顔をして咲子ちゃんに「そうだね、相性ばっちりだね。」と言った。 俺たちの前の二人が呼ばれて店に入った、もうすぐだと思い、俺はドキドキしていたが、咲子ちゃんが、なぜかムズムズしているようにみえた。
