初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜

俺は昔、祖母が話した時治の話を咲子ちゃんに話した。 咲子ちゃんは俺に「その話は本当なの？」と目を輝せながら言ったので、俺は「本当だと思うよ、咲子ちゃんがタイムスリップしてきた事が証明しているからね。」と少し笑顔を出して言った。 咲子ちゃんはこの話が気にいったのか、もう一度話してほしいとお願いしてきたので俺はまた話すことにした。
いろいろ時間を潰しているがなかなか中に入ることができない、店自体は、小さく座席も少ないから順番がなかなか回ってこないようだ、このままだと咲子ちゃんの実家に着く頃には深夜になってしまって今日中に大人になった咲子ちゃんに会うことができないかもしれない、しかしこれが今、隣にいる咲子ちゃんとは最後の晩餐になる可能性が高かったためか、できれば咲子ちゃんが食べたいものを一緒に食べたかったので、ここはもう少し待つことにした。 咲子ちゃんを見ると退屈そうにしている、俺は咲子ちゃんに咲子ちゃんの実家の周辺の事についていろいろ聞くことにした、有名な場所があるのか、駅からどれくらいかかるか、咲子ちゃんの実家の周辺の情報を把握しておいた方が何かと役に立つだろうと考えたからである。