初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜

俺たちはちょうど目的の駅に行く新幹線が来ていたので、自由席車を捜して乗ることができた、できれば咲子ちゃんのために禁煙席がいいので禁煙席の車両に言ったら、席はガラガラだったので景色のきれいそうな方に座ることにした、咲子ちゃんは靴を脱いで窓側の席で窓に顔をくっつけて見ている、どうやら新幹線が好きみたいだ、すると咲子ちゃんは俺に「来るときの新幹線とは外見は全然違うけど中身はあんまり変わらないね。」と言った。 ここにくるときは十年以上前の時代だったから新幹線も古いだろうけど今の新幹線は外見的にはかなり変わったと思う、デザインがよくなったと思う。 でも内装はあんまり変わってないような気がした、速度や到着時間は十年以上前より確実に早くなっているが、意外に揺れが旧型よりあるような気もする。
俺は咲子ちゃんが脱ぎ捨てた靴を揃えてあげて一緒に景色をみた、おれも小さい頃は新幹線が大好きだった、普通の電車より旧型だったがかっこよかったからだ、駅弁を食べたり、お菓子を食べたりすることが、許される電車だったからそれも楽しみだった、普通の電車では物は食べないように親によく言われていたのでなおさら楽しみだった。