初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜

俺は驚いた、まさかこんなところで舞ちゃんに逢えるとは思わなかった、本来なら色々と話をしたいのだが、今はそんなことより咲子ちゃんを見つけないといけない、俺は舞ちゃんに「悪いけど今は忙しいから、ごめんね。」と言って去ろうとしたら舞ちゃんが「どうしたの、手伝おうか、いくら声をかけても気がついてくれなかったから。」と言った。俺は「女の子を探しているんだ、訳があって実家まで送り届けないといけないんだけど見失ってしまったんだ。」と説明をしたら舞ちゃんは「私も探そうか、仕事も終わったから今から帰るところなの、彼氏もいないし、暇だから。」と言った、本来なら『彼氏もいないし、』と言う言葉はグッとくるところがあるが、今はそんなことより咲子ちゃんだ、申し訳ないが舞ちゃんに手伝ってもらうことにした。
俺は交番に行かずにもう少し咲子ちゃんを探すことにした、舞ちゃんとは手分けをして探した。 しかし俺は探そうにも、もう探すところはほとんどなかった、どうしようかと迷っていたら携帯がなった、携帯の着信を見てみると舞ちゃんだった、俺の番号を消さないで残していたようだ。 俺は携帯に出ると咲子ちゃんがいたという連絡だった。