初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜

俺はこれは叱らないといけないと思った、でも怒鳴ったりしても意味がない、上手に叱らないといけないがそんなことをしたことがない、ここで何もしなければ、またわがままを許してしまう結果になるから俺は勇気を出して咲子ちゃんに「わがままを言ったらだめだよ、せっかく店員さんが一生懸命に作ってくれたものをサクランボがないからと言って食べないのはダメなことだよ、ちゃんと食べなさい。」と言ったら咲子ちゃんはまた顔を膨れて「だったらお兄ちゃんが食べたらいいじゃないの。」と言ったので、俺はカッとなって「そんな無責任なことを言わないの、お兄ちゃんはそんな咲子ちゃんを嫌いになっちゃったよ。」と言ったら咲子ちゃんは泣き出して「だってサクランボがないといけないんだもん、お兄ちゃんのバカ。」と言って店を飛び出した、俺は連れ戻そうと思い、店を出ようとしたら店員に精算しろと言われたので、それどころではないと思いながらも急いで精算して店の外に出た、どうやら見失ったようだ、俺は自分をこれほど最悪だと思ったことがなかった、やはり子供を上手に叱るのは難しい、自分ならできると思っていたのだろう、有頂天になっていた自分を反省をした。