まさか、こんなに早く言うことになるとは思わなかった、いつか言わないといけないことだから勇気を出して咲子ちゃんにいうことにした、そして話そうとした瞬間に店員がタイミングよくオムライスを持ってきた。 俺は店員に感謝した、『初恋』の話はするがもっとムードがよいところでするべきだと思っていたので助かったと思い、咲子ちゃんにごまかすように「オムライスがきたよ、熱いうちにたべないと美味しくなくなるからね。」と言ったら咲子ちゃんは「いつも冷ましてから食べるから今日は頑張ってこのまま食べてみよう、お兄ちゃん、『初恋』の話は食べ終わってからちゃんと聞くからね、ごまかしたと思わないでね。」と言って笑っていた。 意外に抜け目のないと思った、覚悟を決めるべきだな。 咲子ちゃんはオムライスが熱くてなかなか食べれないので、俺は「もう少し冷ましてから食べたら」と言ったら顔を膨らませて「食べれるよ、がんばるもん。」と言って意地になって食べ始めた、しかし熱くて口をハフハフしていて味がわからないようだ、俺はそんな咲子ちゃんを見て、つい笑ってしまった、意地っ張りなところがあって頑張り屋さんなんだ、とてもかわいいと思った。
