「俺は昴。よろしく。名前は?」
「…」
少女は答えない。そんな少女の代わりに祖父が答え
ようとした
「名前はじゃの…」
「晃さん、俺はこの子から聞きたいの」
昴は真っ直ぐ少女の目を見る
「喋れねえの?自分の名前くらい自分で言えよ」
「おい昴!」
「海翔は黙ってろ」
昴の低い声に黙る二人
「で、名前は?」
「…蓮」
祖父に引き取られてから、初めて声を出した
そんな少女に祖父は驚きを隠せなっかた
「蓮か!いい名前だな!」
そう言い少女の頭をクシャクシャと撫でた
「これからよろしくな」
それから毎日昴と海翔は、少女のもとを訪れた
そんな二人に少女は心を開き始めた

