年の近い二人は喧嘩もよくしたが、仲のいい兄妹だった
やがて、二人は小学生になり少女は六年生、弟は五年生なった
小学生高学年になり、少女はよく弟と喧嘩をしていた
その喧嘩の時に瞳の色が変わっていた
その瞳が変われば両親はすぐに喧嘩を止めていた
だがある日
両親が留守の日
二人はまた喧嘩をしていた
「これはあたしのなの!」
「違う!俺のだよ!」
それは少女が誕生日に両親に買って貰った絵本だった
弟はただ絵本が読みたいだけなのだか、うまく伝えれず奪い合いになったのである
二人で絵本を引っ張り合っていたその時
ビリッ!
「っ!!」
「あっ…!お、お姉ちゃん、ご、ごめん」
その弟の謝罪は耳に入ってこなかった
ただただ、両親から買って貰った大事な絵本が、弟のせいで台無しになった事しか頭になかった
「お父さんと、お母さんが、あたしに買ってくれた、大事な絵本だったのに…」
「お姉ちゃん、ごめん…」
「許さない!」
少女の瞳は青く変化していた

