青い絆


「それで、交換条件として仕事をする訳ね?」

「そういうこと!」

とりあえず、一回昴を絞めとくか

「で、今回の仕事は、暴行事件だ」

暴行?

「なぁ、何でそんな件を俺達にさせるんだ?警察に頼めばいいだろ?」

確かに南が言うように、警察に頼めばいい話だ

なのになぜあたしたちに?

「この暴行事件は警察でもお手上げ状態らしい。なんせ、証拠も一つもない。誰がしてるのか、何が目的かも全然掴めないらしい」

「なるほどな」

「しかもいつも暴行を受けるのはうちの生徒らしい」

「だから、理事長もほっとけないわけね~」

「そう。だからまず情報集めから始める」

陽介がちらりと秋を見る

「南は現場近くの情報集め。遥斗と陽介は被害者に聞き込み。俺と彩人と蓮は現場に行く」

「「「「了解」」」」

なるほど、仕事の役割は秋が決めるのか

「蓮行くぞ」

秋に呼ばれ、遥斗先輩の腕から抜ける

「気を付けろよ、俺の妹」

「遥斗先輩の妹じゃありません」

そう言って部屋を出た

ちらりと遥斗先輩を見るとショックを受けた顔をしていた