ギュッとあたしの手を握って湊君は寝てしまった
コンコン
ガチャン
陽介が顔を除かせて様子を伺っていた
「あ!蓮ちゃん目が覚めたんだね!」
「うん」
そして陽介があたしの横にいる湊君に目を向けて、目を見開いた
「どうしたの?」
「いや、湊が女の子の手を握って寝るなんて初めてみた…そもそも女の子と二人きりになるなんて、思わなかった」
そんなに珍しいことなのか
「蓮ちゃんありがとね?」
「?何が?」
「湊の話を聞いてくれて」
「あたしには聞くことしか出来ないからね」
「聞いてくれるだけでも、湊は楽になったと思うよ?」
「そうだといいな」
そっと湊君の頭を撫でる
「ほんとに、蓮ちゃんありがと」
陽介があたしに微笑みながら言った
その言葉にあたしは笑顔で答えた

