「ごめんちょっとどいて」
「え?蓮ちゃん?あ、目が。まさか!」
陽介があたしの目を見て気づいたらしい
あたしは湊君の横に立つと、傷口が更にひどくならないように、そっと抱きしめた
するとあたしと湊君を青い光が包みこむ
「お願い湊君。目を開けて」
あたしの想いが強くなったからなのか
光も明るくなった
「すごい、傷口がどんどん塞がっていく」
湊君目を開けて
すると湊君の手がピクリと動いた
「湊君?!」
「…んっ」
湊君はゆっくり目を開けた。顔色も良くなった
「よかっ…た」
ドサッ
「蓮!おいしっかりしろ!」
力を使い過ぎたのかあたしは意識が飛んでいった