兄さんと会長




「最近、涼雅くんとお勉強会してるんだって?」



いつもの登校。


兄さんはニッコリと可愛らしい笑顔を向けて聞いてくださる……!



「はい!あたいも、そろそろ兄さんの為に頑張らないとって思いまして」


「そっか、良かった。頑張ってね」


「はいぃ!」



兄さんに言われちゃ頑張るしかありませんわ!!







「よく頑張ったな」



丸付けが終わり、会長は微笑んで紙を返す。


いつもそんな顔なら好感持てますのに。


紙を見ると、8割が正解していた。

始めと比べれば凄い成長だ。



突然、ポンッと頭に手を置かれる。


見ると、会長が顔を真っ赤にして頭を撫でていた。



「やめてくださいまし」



バシッとその手を退けると、会長は見るからに落ち込んだ。



「な、なに落ち込んでますの……」