「そう言えば、龍太郎さんが大事な話あるって言ってたな~」
『え?なんの話ー?』
「そりゃ俺らも知らねーわ。」
がんちゃんが思い出したように言った。
「それ、若頭代理就任についてみたいですよ。」
頭にハテナマークばかりの私に寺さんの一言が刺さった。
『若頭代理……?』
「はい。そろそろ若も組の仕事に手をつけて行きたいからとか……そうすると肩書きは《若頭兼組長代理》ですから、若頭を助ける存在が必要って組長が……」
お兄ちゃんは今若頭の仕事でいっぱいだった。
なのに組長と一緒に仕事を始めるという事は、お兄ちゃんがパパの跡を継ぐのは確定……か。
誰だろう。



