でもね?
ウチは、他の家とはちげぇんだ。
「おはようございます!おやっさん!」
「親父、おはようございます。」
「姐さん、おはようございます」
「いい匂いっすね〜」
「あれ?麗華お嬢、早いっすね!」
ね?変でしょ?
ウチは極道なんだ。
パパは『登龍一家』って言う極道の組長。
ママはその組長の奥さんだから姐さんって呼ばれている。
その娘の私はお嬢と呼ばれる。
「おはよ!」
「「おは〜」」
丁度皆起きてきて……って
『パパ、お兄ちゃんは?』
「あー龍希?さえの家行った。」
ふーん。
さえ、ウチの嫁になるのはもう確定なんだな。



