龍神〜総長同士恋愛〜



声をかけられた。

下っ端だったらまだ良かったけど、

なんでこいつらなんだ??


『は?見りゃ分かんだろ?』

「お〜!十六代目の姫は威勢がいんだな?」

『威勢が良いんじゃなくて、元の性格よ。』

「お、お〜そうか!」


きっと親衛隊長だな、こいつ。

なんだよ。話してるだけウザい。


「あのさ?単刀直入に言うと」


最初から言えよ(笑)

ってこいつ、副総長補佐か?


「家庭科室に、来い『やだねー』」


「即答かよ」

『人にモノ頼んでんのにお前は《来い》とか言うんだー?母ちゃんの腹ん中からやり直せ』


「母ちゃんの」

「腹ん中から」

「「やり直せ!?」」


きっと〜今のは特攻隊長、副総長、二人

って順だな!

よし!これで十七代目の事が掴めた気がすんな〜


『あぁ〜!母ちゃんの腹ん中からだ。』


「そ、そりゃ難しいなぁ……じゃなくて!」

「姫さんが来てくれねぇと、俺らしばかれるんだよ……」


『なんだよそれ。だったらよぉ。おめぇから出向けこの馬鹿野郎って言っとけ。『龍神』十七代目総長によ』


「は?姫さん?なんつった?」

と目をパチパチしてる親衛隊長。