「なんか用でもあんのか?」


と、一番大事な事を忘れていた。


『あ〜。パパからの伝言』

「龍太郎さんか?」

『う〜ん』


理事長室の高級そうなソファにゴロンする。


『今日客人が来るからウチに来いってさ〜』

「客人?……っつか!おま!そのソファ高えんだぞ!」

『う〜ん』

「う〜んっててめぇ!降りろ!」


朝からうるせぇのはお前もおんなじだろ?


『がんちゃん』