「麗華♡」

『あぁ?』


いきなり声をかけられ、

変な声を出す。


「こんな所で何やってんの?」


振り向いたら、目の前にいたのは


『和彦かよ』


和彦がいた。


「俺で悪かったな!」

と不貞腐れる。


『いーや、つーかあたしが裏門から登校してんの知ってんだろ?』

「そう言えばそうだったな!」


何なんだこいつ。


『ほら、行くぞ!』

チンタラ歩いてる和彦を急がして

下駄箱に向かった。