「また龍神のOBの方っすかね?」 『そうだろうよ。』 「毎日宴みたいで楽しいですけどね。」 『あたしは疲れるけど。』 「ハハハ!お嬢は人気もんですから〜」 何が人気もんだ。 ったく、良い年こいたジジイとババアが人んちで馬鹿騒ぎしてるだけじゃん。 「お嬢、ここで良いすか?」 『さんきゅ。』 「あ!お嬢!!」 車から降りようとしたあたしを寺さんが止める。 『あんだよ?』 「凛華嬢とボンは何時に?」 『そーだな。……じゃあ、雷華あたし双子って順に迎えに動いてくれ。』 「了解っす!」