これは見るからに『登龍一家』の車だからだ。
見かけによらず裏の世界で生きている男は多い。
小学校で凛華と龍輔を降ろし
車の中は雷華とあたし。
「お姉ちゃん、またあいつ等と同じクラス?」
"あいつ等"とはクラスメイトの事。
『おぅ。クラス替えねぇからな。』
「と、言う事は十七代目はまた隣のクラスか〜。お姉ちゃん良くバレなかったね。」
『あたしも思うよ。でもさ、噂じゃあいつ等あたしを探してるみてぇで。』
「まぁ、家の事。バレなきゃあたしは嬉しいが。」
パパも言ってたな。
《お前が十六代目ってバレても、『登龍一家』の娘ってバレたら厄介だ》
ってね。
『気ぃ付けるわ。』



