「失礼します…」
少しダルそうに部屋に入ってきた龍大は、
ビシッとスーツを着こなし、
髪もキチンとセットしていた。
アクセサリーは一つも付けずにいた。
そして、あたしの顔を見て
「ッツ!なんで麗華が?」
なんて拍子抜けしている。
すまない、あたしが貴方の組の親分とこの娘です。
「知り合いかな?ウチの娘と。」
椅子に座ったのを確認して、パパが口を開いた。
「えぇ、まあ。唯一の女子生徒なので」
「そうだったね。"唯一"のね」
がんちゃんを今でも恨んでいる。
あたしが唯一の女子生徒だって事を……
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