大きな輪になっていつの間にか話が広がる。
「もう一つは、二人共"教師"をしていることです。」春
『教師?』
「現『Black Dragon』の総長が通っている高校で教師をしているみたいです」春
「なんでだ?」樹
「元々、地元であった高校に玲子が就職し、そこで大前若頭に再会し、また恋仲になったと」春
『え?元サヤなの?』
「そういうことだな」和彦
『極道もやって、教師もやって……。よろしくねぇな』
「まぁ、その通りだな。"表"か"裏"か。どっちで生きてくんだ?」咲
「学校側は、知ってんのか?」涼
「両者共に、知らせてはいないみたい」春
「なんか、騙してるみたいで、最低だな」涼
「さっき、俺清水玲子のこと見てたけどさ、なんか、こう………上から目線って言うか……人を馬鹿にしてるって言うか………気が強いんだろうけど」咲
『だろうけど?』
「大前若頭に守られてる感たっぷりあるし……いつか大きな"事"起こしそうで、俺はめっちゃ関わりたくないタイプ」咲
『きっと、ウチのいる位置とか分ってないんだろうよ』



