『あたしは知ってるからいいか!ま、初代の娘。二代目と三代目と七代目の姪っ子。十四代目の妹。十五代目の従妹ですね。』


「あ、俺も三代目と七代目の甥っ子な?」


『あのね?もうひとつあってさ。』


「何が?」


と誠。


『あたし、許嫁いんの。』


「「「許嫁ー!!??」」」


皆が驚く。


いつ来たのかわからんが温貴もいた。



『しげじぃつって、『神藤組』六代目当主であり『登龍一家』初代会長と『蝴蝶組』の先代が仲良くてね?『蝴蝶組』の若頭と許嫁なのよね~』



「待て待て、『蝴蝶組』つったら総長のとこ?」


『オー、イエス。』


棒読みで答える。




「麗華が避ける理由も分かるね。」




「そうだね、同じ学校に許嫁いんのは辛いな」