「遂に来たよ!俺の番!!」
「落ち着けバカ兄貴。」
「雷華!いいだろ?『龍神』十四代目、初代の息子で『登龍一家』若頭。麗華の兄。隣は婚約者の木ノ下さえ。」
「頑張って姐さん修行中~」
『雷華……』
「ごめん」
雷華はさえの事あんまり良く思ってないのか当たりが強いと思ってしまうあたし。
「次、オラ!!………」
噛んだ………
一同爆笑の渦。
流石源太郎の息子。
『ねぇ、蓮二《オラ!!》の後に"し◯のすけ"とでも言うつもりだったの?』
「あの、ケツ出して歩いてる……?」
パパの言うとおりです。
「ほら、蓮二。仕切り直し、仕切り直し!」
ママのフォローがあってもう一回。
「『龍神』十五代目、『神藤グループ』の跡取り。大学で経営学んでる。初代の甥で、二代目の息子。十四代目と十六代目は従兄妹。」