「悠真ナイスっ!」 龍が駆け寄って来て俺の肩をトンっと叩く。 「あー、あんなに女子の声援も集まっちゃって。 悠真が羨ましいよー」 「別にあんなの嬉しくねーし。 ていうかうるせーよあの声」 「うわっ、来たよ来ましたよ。 イケメン悠くんの爆弾発言」 ……ったく。 なんなんだよ。 普通にうちのサッカー部を二つに割ってただ練習試合してるだけなのに。