必死で笑いを包み隠すも、無理だった。 わざと大きな声をあげて笑っている俺をじとっと睨む咲良。 「なんだよ、その目は」 半分笑いを混じえながら聞いてみる。 やっぱりこいつは面白い。 「別にー」 「あっそ、んじゃ俺荷物持って帰るわー」 俺は咲良の机のすぐそばにある自分の机に掛けてあるカバンを取って言った。 「ま……待って!」 何故かそう言う咲良の声は酷く焦ってるようにも聞こえた。