そう。 こいつの最寄りの病院は学校からかなり近くて俺の足だったら走って10分もかからない。 「愛夏、ごめんな。 気付いてやれなくて……」 昇降口を飛び出して学校の方を振り返るとクラスの奴らが窓から体を乗り出していた。 その中には、泣きそうな顔をした咲良もいて。 「悠真ー、頑張れよっ!」 「愛夏ちゃんも頑張ってー…… !! 」 なんて、色々な声援みたいなものを送ってくれている。 「おう! 後は宜しくなっ」 そう叫んで全力で校門を駆け抜けた。