「あー、疲れた」
「悠真、お疲れちゃんっ!」
体育の授業が終わり、教室でゴクゴクとペットボトルに入っている茶を飲んでいると俺の肩に龍が手をぽん、と置く。
体育の選択授業でバスケを選んだのは間違いだっただろうか、と思ってしまう。
……でももう片方は陸上だから労力的にはあまり違わないか。
「やっぱりさすがは俺の悠真だなぁ……、
バスケのセンスも中々だ」
「俺は龍のもんじゃねーぞ」
お茶を再び喉に流し込む。
すると今度は背中をバンバンと叩いてくる龍。
「ナイスツッコミ!
悠真は愛夏ちゃんのものだもんなっ!」
急に何を言い出すんだ、こいつは。
思わず驚きと動揺でお茶を吹き出しそうになってしまった。


