「凛ちゃん!誕生日おめでとー!はい!これ」
中身を開ける途端に凛は友達の木野子に話しかける。
「ありがとう!シンプルで嬉しいよ!」
「まあ、あんたの部屋シンプル過ぎるからな。」
キーンコーンカーンコーン×4
笑っている最中に休み時間終わりのチャイムが鳴った。
家に帰り部屋に戻り友達から貰った誕プレを開けると、青いティッシュ箱が入っていた。
「説明書がある…。」

説明書(ブルー1)
この青いティッシュ箱には誰にも言ってはいけない秘密がある。


それはこのティッシュ箱のティッシュが無くなると。


願い事が5つ叶うという噂がアル。
 

但し、噂なので信じる人は信じても良い
(悪用禁止)

「ふーんおもしろそうだから使ってみよう。
えーとふつうのティッシュをこのティッシュ箱に入れてください。」

「次にティッシュ箱に補充したティッシュを1枚使ってください
何に使っても構いません。」
「ハ、ハ、ハクション!」
ズー
すぅ…。
「やぁ!俺、七夕型妖精の廉よろしくなっ!」
「よ、よ、よ、妖精ぃぃぃぃぃ!」
「そう!俺は七夕型妖精タイプ!明後日までに願い事1つ考えておいてくれよ!」
「あっ!ちょっと!」
「もう一回説明書読もう…。」

説明書(ブルー1)
この青いティッシュ箱には誰にも言ってはいけない秘密がある。


それはこのティッシュ箱のティッシュが無くなると。


願い事が5つ叶うという噂がアル。
 

但し、噂なので信じる人は信じても良い
(悪用禁止)

「これ、本当?」
かなり、謎めいてるように首を傾げる。

「そんな深いこと考えているよりは願い事1つ考えなくっちゃ!」
と明るく過ごす凛であった。

次の日、土曜日だ。
「やっと休みに入ったぁー!」
さあ、なにをするのだろう。
「願い事に困らないように5つ考えておこう!」
かきかき
「できたぁー!」
・髪が20cm長くなる。
・身長が30cm高くなる。
・太ももと二の腕が5cm細くなる。
・最新のパソコンが欲しい。
・モデルになりたい。
早く明日にならないかな?