夏が終わってやや涼しくなってきたこの頃、このクラスでいや、学年で誰より早くセーターを着出した彼。


机にびよーんと腕を伸ばして欠伸をする姿は猫のようで、その仕草一つで私の胸の深くに何かが刺さったみたいな衝撃をあたえる。


しかもセーターがぶかぶかなのか伸ばした手からは彼の白い指先が少しはみ出しているだけ。


萌え袖…


またキュンと心を刺された。


佐藤くんの行動は私をおかしくする。