私と亮ちゃんは、小さい頃からずっと一緒だった。辛いときも、悲しいときも、楽しいときも、亮ちゃんは隣に居てくれた。
昔から泣き虫だった私は、何かあると亮ちゃんの胸で泣いて慰められていた。
「遥は泣き虫だなぁ、」
そう言って亮ちゃんはいつも私が泣き止むまで隣に居てくれた。落ち着かせるように背中をさする手が、大好きだった。
高校生になって、亮ちゃんは周りの女の子達の注目を浴びるようになった。
顔も良いし運動もできる亮ちゃんは、いつも注目の的だった。私なんか、頭も悪いし運動なんてこれっきし。顔だって可愛くない。だけど、亮ちゃんが好きだった。
高一の夏休みに、思いきって亮ちゃんに私の思いを伝えてみた。
恥ずかしくて震えていた手を、亮ちゃんは優しく握って、照れ臭そうな笑顔でOKの返事をくれた。
嬉しかった。
亮ちゃんの一番になれたことが。
