キミの主導権、僕のもの





もう、と口をとがらせていると水沢くんの手が頭をやさしくなでてくる。




な、なに……?




さっきまでのイジワルなこと言ってたのに。




本当、ずるいなぁ。




そう思いながらも頭をなでられるのはうれしくて、つい笑みがこぼれる。




すると。




「まぁ、これくらいはするけどね」



「え? ……っ」




突然そんなことを水沢くんが言うものだから、「これくらいって?」ときき返そうとすると、ふいに唇が塞がれた。




それから唇が離れては触れてが何回かくり返される。




いきなりのことで抵抗もできず、されるがままの状態。




い、息が。




く、苦しい……っ。




でもそれを伝える隙もないくらい、キスがくり返されて。




最後のキスが終わる頃には、体に力が入らなくなっていた。