『3年間おなじクラスー! やった!』



『よかったぁ! サアヤちゃんと同じクラス!』




仲のいい子とは、滅多に3年間おなじクラスにはなれないって聞いてたけど、サアヤちゃんとなれた!




ありがとう、先生!




心のなかで先生にお礼をいいながら、こっそりと水沢くんが何組なのか確認した。




同じクラスだったらいいな。




けど、そんな人生うまく行くわけないよね。




なんて思いつつ、心の中ではもしかしたら、って淡い期待を抱いていた。




……あ。




クラス表をしばらく見ていると見つけた“水沢 佳人”の名前。




水沢くんの名前はA組のところにあった。




抱いていた淡い期待は裏切られ、肩を落とす。




まぁ、でも、クラスが別れたからって私たちが別れるわけじゃないし、大丈夫だよね。