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「じゃ、得意料理まず作れ。」
七瀬君の家に着き、キッチンに通される。
「え、得意料理、ないんだけど。」
「別に実力見るだけだから。
なんでもいいからなんか作れ。
作れたら呼べ。部屋にいるから。」
「うん…」
…なに作ろう?私、料理下手だし。
とりあえず野菜切ろうかな。
そう思い、野菜と包丁を取り出し、
まずはニンジンを切る。
「ふぅ、できたぁ。」
10分かけて切ったニンジンはものすごく
不格好で誰がみても料理下手だとわかるだろう。
気を取り直して次はピーマンだ。
慎重に、丁寧に、
それを心がけて切っている。
…切っているはずなのに、
「痛っ…!」
指を切ってしまった。

