「犬、いるよ。大きくてすごく吠えるよ。白い犬なの。」 『そうか、じゃあそこで待ってろ。 俺がそこまで行くから。』 「えっ、うん、わかった。」 そうして、待つこと30分、七瀬君が来た。 「あ、七瀬君、遅かったね。」 七瀬君は走ってきたらしく息を切らしていた。 「遅かったね、じゃねーよっ! なんでおまえは俺の家と逆方向にいるんだよっ!」 「へ?ここ逆方向なの? そっかぁ、だから歩いてもつかなかったのか。」 納得、納得。 1人で頷いてると七瀬君はため息をついた。