「おっ、噂をすれば王子様の登場じゃん。」 チラリとミキが見ている方をみると、 王子様こと七瀬君が女子に囲まれて歩いていた。 …あいつはどっかのハーレムかっ! そう思う気持ちは他の男子の羨ましそうな視線によって倍増された。 「ハーア、2人とも教室、行こうよ。」 「「はいはーい。」」 どうせ七瀬君は同じクラス。 教室行っても嫌なほど目に入るから、 目の保養の必要はない。