爽やか王子は悪魔のような人でした





落ち込む静香が可愛くて笑みがこぼれてしまう。



「静香、大丈夫だよ。それ一つで松村先輩は静香のこと嫌いにならないから。

好きになった人なんでしょ?信じよ。」




「うんーー、ありがと。結菜ちゃん。」



静香が笑みをみせて私たちは電車を降りた。



「私、こっちだから。」



静香がそう言って1人で帰ろうとする。



「おい、待てよ、送ってく。」



それを松村センパイが追いかける。



「えぇ、松村センパイと帰るんですか?」



……静香、素直になろうよ…



「あ?嫌なの?ま、嫌って言ったとしても俺はおまえを送ってくから。

冬だから5時代でも暗いからな。女子1人で歩いてたらあぶねぇから。」



松村先輩はそう言って静香の手を握る。